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May 26, 2006
「龍馬遭難事件の新視角—海援隊士・佐々木多門書状の再検討—」
〜『歴史読本』7月号から短期集中連載〜
5月24日発売の『歴史読本』から、桐野作人氏(作家、東京龍馬会会員)による「龍馬遭難事件の新視角—海援隊士・佐々木多門書状の再検討—」の短期集中連載がはじまりました。連載は3回の予定。
この書状は、龍馬暗殺をめぐる諸説のなかで、薩摩藩黒幕説を裏付ける「密書」だと評されてきましたが、全文が公開されておらず、果たしてそのような評価が妥当なのか検証されていませんでした。今回初めて全文を検討した結果、佐々木が江戸の肉親に宛てた私信であり、「密書」ではないことが確認されました。それでも、龍馬暗殺事件が海援隊士やその周辺に与えた衝撃の大きさ、王政復古前後に海援隊が何をしようとしていたのかなど、注目すべき内容が書かれていることを明らかにしています。また「才谷殺害人、姓名迄相分かり」云々という問題の箇所も書状全体の趣旨から再検討されています。
尚、今号の『歴史読本』は、「趣味で楽しむ歴史」特集で、他にも興味深い記事が豊富です。
定価1,090円(税込)。
お近くの書店でお求めください。
>>> 詳しい目次はこちらをご覧下さい。
投稿者 minagawa : May 26, 2006 10:53 PM
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コメント
この度は拙稿の案内を書いていただき有難うございます。
かえって恐縮しております。
2点、訂正があります。
ひとつは、佐々木多門書状の全文が公開されていないと書きましたが、正確ではありませんでした。
故・西尾秋風氏が『坂本龍馬殉難秘話』という冊子(私家版、1993年)にて、拙稿の分類でいう佐々木書状A、Bの2点と別紙1点(王政復古の布告写し)を公表されていることがわかりました。ご指摘いただいた方に御礼申し上げます。
佐々木書状は3点ありますが、この2点が根幹でありますから、全文公開に近いといってよいと思います。
したがいまして、「全文が公開されていない」という部分は撤回させて下さい。
もうひとつは佐々木多門が海援隊士であることがわかる「海援隊塩飽島関係文書」の出典の巻数が間違っておりました。
×『山内家史料 幕末維新』第七編 → ○『山内家史料 幕末維新』第八編
以上、私の調査不足によるミスでした。謹んで訂正します。
なお、西尾氏の釈文と拙稿の釈文は一部異なっていることも付け加えておきます。比較検討していただければ幸いです。
投稿者 桐野作人 : June 4, 2006 07:42 PM