最終更新日: 2005年08月06日

この夏、京都国立博物館では、大規模な特別展覧会を開催します。展示概要は「かわらばん」に掲載していますが、この展覧会をもっとたのしみたい方のために、東京龍馬会が徹底紹介します!
薩長同盟の裏書きの実物は、なかなか展示されません。最近では、平成15年、鹿児島県歴史資料センター黎明館の特別展「激動の明治維新展」で13年ぶりに展示された位です。東京龍馬会が設立してからの19年間、多くの龍馬展が開催されましたが、実物は一度も展示されたことはありませんでした。今回を見逃すと、次はいつ見学できるかわかりません。龍馬の力強く、そして迷いのない筆づかいを鑑賞してください。
前期は、木戸孝允が書いた薩長同盟に関する表書きが展示されます。裏書き部分は表側からうっすらと見ることができます。
後期は、龍馬が朱書きした裏書きが展示されます。また、表書きの複製をあわせて展示します。(【展示作品65】)
この手紙は、『土佐勤王志士遺墨集』に掲載されて以後、所在がわからなかった手紙ですが、三の丸尚蔵館での展示によって、昭和3年、田中光顕により献上されたことが判明した手紙です。御物となったため、外部で展示されるのは戦後はじめてではないでしょうか?(【展示作品35】)
今回の展覧会では、それらが全期間展示されます。(但し、小栗流の目録三巻のうち、「小栗流和兵法十二箇条并二十五箇条」は前期のみ、「小栗流和兵法三箇条」は後期のみの展示となります)
近江屋井口家から寄贈された龍馬が着用した紋服です。霊山歴史館などには、この紋服をもとに作成された複製が展示されていますが、実物は触れる度に着物の繊維が劣化するため、今後の外部での展示はないと思われます。現物の展示は、おそらく京都国立博物館できり見学できないと思います。
ガラスケースに平面展示された紋服を間近でご覧ください。小さいほころびなどを見つけると妙にリアルに感じられます。(【作品番号107】)
慶応2年6月17日の戦闘の様子を描いた「長幕海戦図」は、同年12月4日付けで坂本権平に送った手紙の一部分で、この手紙に龍馬が「此手紙もし親類之方などに御為見被成候ハゞ必ず〃誰れかに御書取らセ被成候て御見セ」と書いていることを裏付けるかのように、坂本家の親戚の家には、この手紙を筆写したものが伝わっています。
本展では、坂本家所蔵の「長幕海戦図」と、土佐の親戚の家に伝わる澄心斎筆「龍馬書簡写」が並んで展示されます。また、坂本龍馬と溝淵広之丞合作の「下関海戦図」、長幕戦争を意識して制作された「馬関彦島沖測量図」、「慶応二年小倉落城図写」「九州小倉合戦図」も併せて展示され、小倉口での戦いの推移がわかるような展示になっています。